いけとも式GoogleスライドAI生成プロンプト~自社テンプレでGoogleスライドを自動量産する完全ガイド - 生成AIビジネス活用研究所

いけとも式GoogleスライドAI生成プロンプト~自社テンプレでGoogleスライドを自動量産する完全ガイド

いけとも式GoogleスライドAI生成プロンプト~自社テンプレでGoogleスライドを自動量産する完全ガイド

「自分の会社のテンプレートを使って、スライドの中身を自動的に書き換えできたらいいのに…」そんな願いを抱いている方は多いのではないでしょうか。実際、多くの企業で資料作成は時間のかかる作業の一つです。しかし、Google Apps ScriptとGeminiを組み合わせることで、この課題を解決できる画期的なシステムを構築することが可能です。

今回ご紹介するのは、会社独自のデザインテンプレートを活用しながら、記事やコンテンツから自動的にGoogleスライドを生成する独自のシステムです。

このシステムを使えば、30秒程度でプロフェッショナルなスライドを量産できるようになります。準備は少し手間がかかりますが、一度構築すれば誰でも簡単に使えるようになる、まさに「作る人」と「使う人」を分けた実用的なソリューションです。

こちらのYoutubeで詳細の手順も説明しています。また、プロンプト&コード一式はこちらより取得いただけます!

いけとも式GoogleスライドAI生成の全体像

GoogleスライドのAI自動生成システムの全体像を示すフロー図。準備フェーズと使う人フェーズに分かれ、それぞれステップ1〜3、ステップ1〜2の具体的なプロセスが記述されている。
いけとも式Googleスライド生成システム全体のフロー

このシステムは、論理的に考えれば当然の流れで構成されています。会社のテンプレートを使ってスライドを作るには、以下の要素が必要です:

  • Googleスライドのテンプレート:会社のデザインを反映した変数化されたスライド
  • コンテンツ生成AI:記事やテキストをスライド用データに変換するGemini/ChatGPT
  • 自動化プログラム:テンプレートとコンテンツを組み合わせるGoogle Apps Script

重要なのは、準備する人使う人を明確に分けていることです。準備は多少の技術的知識が必要ですが、使う側は非常にシンプルな操作だけで済みます。

システムの動作デモ:1分で自社デザインのスライド完成

実際の動作を見てみましょう。記事の内容をコピーして、事前に準備したGeminiのツールに入力すると、瞬時にスライド用のデータが生成されます。

生成されたデータをGoogleスライドのノート欄に貼り付けて実行ボタンを押すと、約30秒で完成したスライドが出来上がります。6枚のテンプレートスライドが、記事の内容に合わせて自動的に8枚のプレゼンテーションに変換され、会社のデザインを完全に踏襲した形で生成されるのです。

準備フェーズ:3つのステップで基盤構築

システムを構築するための準備は3つのステップに分かれています。準備は一度だけ行えば、その後は誰でも簡単に使えるようになります。

ステップ1:Googleスライドテンプレートの変数化

Googleスライドのテンプレート上で、後から内容をAIに自動生成させる部分を`{title}`や`{point1}`、`{content_list}`などの変数で置き換えている画面。箇条書きには`_list`が付いている。
Googleスライドテンプレートの変数化の例

最初に行うのは、会社のスライドテンプレートを変数化することです。これは避けて通れない作業ですが、デザインがあれば10分程度で完了します。

変数化とは、後から書き換えたい部分を特定の記号で囲むことです。例えば:

  • {title}:タイトル部分
  • {subtitle}:サブタイトル部分
  • {content}:本文内容
  • {content_list}:箇条書き部分(リスト形式)

変数名は必ず英語にしてください。日本語では動作しません。

また、箇条書きにしたい部分には「_list」を付けることで、システムが自動的に複数のデータを箇条書き形式で配置してくれます。

デザイン自体は完全にどんなデザインでも使えます。中身の文字列を変えるだけなので、既存の会社テンプレートをそのまま活用できるのが大きなメリットです。

ステップ2-1:スライド定義データの作成

JSON形式のスライド定義テンプレートの構成を示すスライド。スライドIDは順番に合わせる、スライド名はAIが選びやすいように定義、各変数を定義し要素がないと変換されないことに注意、箇条書きはカンマ区切り文字列になる、といった注意点が明記されている。
スライド定義テンプレートの構成と注意点JSONデータ

次に、作成したテンプレートをAIが理解できる形式に変換します。これには専用のGemini(またはChatGPT)ツールを使用します。リンク内のコードをそのまま使ってGemまたはGPTsを作ってください。

手順は非常にシンプルです:

  1. 作成したスライドのスクリーンショットを撮影
  2. 専用のGeminiツールに画像を入力
  3. 自動的にJSON形式のスライド定義データが生成される
スクショを貼るとスライド定義データを自動生成

このデータにより、AIがどのスライドをどのような場面で使用するかを判断できるようになります。

ステップ2-2:コンテンツ生成プロンプトの作成

最後に、記事やテキストをスライド用データに変換するためのGemini/ChatGPTツールを作成します。これも数分で完了する作業です。

作成したスライド定義データを、コンテンツ生成用のプロンプトに組み込みます。これにより、入力されたコンテンツに応じて、最適なスライド構成を自動的に判断し、必要なデータを生成してくれるようになります。

ステップ3. Google Apps Scriptの実装

Googleスライドの拡張機能メニューからApps Scriptを開き、提供されたGASコードをスクリプトエディタに貼り付けている画面。コードの一部が囲まれて示されている。
GoogleスライドにGASGoogle Apps Scriptコードを貼り付ける

準備の最終段階として、Google Apps Scriptのコードをスライドに組み込みます。このコードは完成されたものを提供するため、コピー&ペーストするだけで完了します。

実装手順。

  1. Googleスライドで「拡張機能」→「Apps Script」を選択
  2. 提供されたコードを貼り付け
  3. Ctrl+Sで保存
  4. スライドをリロードすると「池友式スライド生成」メニューが表示される

このプログラムは、ノート欄に貼り付けられたデータを自動的に分解し、各スライドを選択した上で、スライドの中身のデータを変更してコピー・生成する動作を行います。

使用フェーズ:2ステップの簡単操作

準備が完了すれば、使用は非常に簡単です。使う人が行う作業はたった2つのステップだけです。

ステップ1:コンテンツを「コンテンツ生成ツール(Gem/GPTs)」に入力

ユーザーが記事のコンテンツをGemini(Slide量産2E)に貼り付け、AIがその内容に基づいてスライド用JSONデータを自動生成している画面。
AIツールにコンテンツを入力しJSONデータを生成する

スライドにしたい記事やコンテンツを、事前に作成したGemini/ChatGPTツールに入力します。例えば、「Microsoft Cが指摘しているAI時代のチェンジマネジメント」という記事をコピーして貼り付けると、瞬時にスライド用のJSON形式データが生成されます。

長い記事でも問題ありません。20ページ分のコンテンツでも、適切にスライド用データに変換してくれます。

ステップ2:スライドで実行

生成されたJSONデータをGoogleスライドの1枚目のノート欄に貼り付け、「池友式スライド生成」メニューから「JSONからスライド作成」を選択して実行している画面。認証ポップアップも表示。
GoogleスライドにJSONデータを貼り付け池友式スライド生成メニューから実行

生成されたデータをコピーして、以下の手順で実行します:

  1. テンプレートスライドをコピー(元のテンプレートを保護するため)
  2. 1枚目のスライドのノート欄にデータを貼り付け
  3. 「いけとも式スライド生成」ボタンをクリック
  4. 初回は認証が必要(自分のGoogleアカウントで承認)
  5. 実行完了まで待機(ページ数に応じて30秒〜2分程度)

実行中は、システムが自動的にスライドの内容を判断し、最適なテンプレートを選択して、データを流し込んでいきます。20ページを超える長いコンテンツの場合は、分割処理により安定した動作を実現しています。

実践的な活用事例

このシステムは様々な場面で活用できます:

  • 営業提案資料:顧客情報や商品情報を入力して、統一されたデザインの提案資料を自動生成
  • 社内報告資料:プロジェクトの進捗や結果をまとめた報告スライドを効率的に作成
  • 研修資料:教育コンテンツを基に、見栄えの良い研修用スライドを量産
  • 会議資料:議事録や検討事項を整理したプレゼンテーション資料の作成

特に、複数の部署で異なるテンプレートを使用している場合、それぞれに対応したシステムを構築することで、全社的な資料作成の効率化が実現できます。

システムの技術的特徴と制限事項

このシステムの対応範囲は以下の通りです:

対応している要素

  • テキストの書き換え
  • 図形内のテキスト変更
  • 表の内容更新

対応していない要素

  • グラフの自動生成・更新
  • 画像の挿入・変更
  • 動画の埋め込み

これらの制限はありますが、多くのビジネス資料で必要とされる基本的な要素は十分にカバーしています。

トラブルシューティングとサポート

個人プロジェクトとして開発されているため、完全なサポートは提供できませんが、以下の点にご注意ください:

  • エラーが発生した場合:AIコーディングツール(Claude、ChatGPTなど)に相談することをお勧めします
  • 環境による動作の違い:様々な環境での動作保証はできませんが、可能な範囲で対応します
  • バージョンアップ:v1.1、v1.2といった形でバージョンアップを行う可能性があります

質問や不具合報告は、LINEではなくYouTubeコメントでお願いします。可能な範囲で対応いたします。

PowerPoint版の開発予定

現在、PowerPoint版も開発中です。PowerPoint版はマクロを使用するため、準備のハードルは若干上がりますが、同様の機能を提供予定です。完成次第、チャンネルで公開する予定ですので、お楽しみにお待ちください。

まとめ:効率的な資料作成の新時代

このGoogleスライド自動生成システムの要点をまとめると:

  • 準備は一度だけ:Googleスライドテンプレートの変数化、スライド定義データの作成、コンテンツ生成プロンプトの作成、Google Apps Scriptの実装
  • 使用は非常に簡単:コンテンツをAIツールに入力し、生成されたデータでスライドを実行するだけ
  • 会社のデザインを完全保持:既存のテンプレートをそのまま活用できるため、ブランドイメージを損なわない
  • 大幅な時間短縮:30秒程度で複数ページのプロフェッショナルなスライドが完成
  • スケーラブル:一度構築すれば、誰でも簡単に使用可能

このシステムを活用することで、資料作成にかかる時間を大幅に短縮し、より創造的で価値の高い業務に集中できるようになります。ぜひ、あなたの会社でも導入を検討してみてください。


よくある質問(FAQ)

Q1 GoogleスライドをAIで自動生成するシステムは、どのような仕組みですか?

このシステムは、Googleスライドのテンプレート、コンテンツ生成AI(Gemini)、自動化プログラム(Google Apps Script)の3つの要素で構成されています。Geminiが記事やテキストをスライド用のデータに変換し、Google Apps Scriptがテンプレートとコンテンツを組み合わせてスライドを自動生成します。

Q2 GoogleスライドのAI自動生成システムを導入するメリットは何ですか?

最大のメリットは、資料作成にかかる時間を大幅に短縮できることです。会社独自のテンプレートを保持したまま、記事やコンテンツから30秒程度でプロフェッショナルなスライドを量産できます。準備は必要ですが、一度構築すれば誰でも簡単に使えるようになります。

Q3 Googleスライドのテンプレートを変数化するとはどういう意味ですか?

テンプレート変数化とは、スライド内で後からAIによって書き換えたい部分を特定の記号(例:{title}、{content})で囲むことです。これにより、AIがどの部分を置き換えるべきかを認識し、コンテンツに合わせて自動的にスライドを生成できます。変数名は必ず英語で記述する必要があります。

Q4 AIで自動生成されたスライドをGoogleスライドで実行するにはどうすればいいですか?

まず、AIツールで生成されたJSON形式のデータをコピーします。次に、Googleスライドのテンプレートをコピーし、1枚目のスライドのノート欄にそのデータを貼り付けます。「池友式スライド生成」ボタンをクリックし、初回のみ認証を済ませれば、自動的にスライドが生成されます。

Q5 GoogleスライドAI自動生成システムは、どのような資料作成に活用できますか?

営業提案資料、社内報告資料、研修資料、会議資料など、様々なビジネスシーンで活用できます。特に、複数の部署で異なるテンプレートを使用している企業では、全社的な資料作成の効率化に貢献できます。


この記事の著者

池田朋弘のプロフィール写真

池田朋弘(監修)

Workstyle Evolution代表。18万人超YouTuber&『ChatGPT最強の仕事術』著者。

株式会社Workstyle Evolution代表取締役。YouTubeチャンネル「いけともch(チャンネル)」では、 AIエージェント時代の必須ノウハウ・スキルや、最新AIツールの活用法を独自のビジネス視点から解説し、 チャンネル登録数は18万人超(2025年7月時点)。

著書:ChatGPT最強の仕事術』(4万部突破)、 『Perplexity 最強のAI検索術』、 『Mapify 最強のAI理解術

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