NotebookLMが「Gemini Notebook」に改称、音声対話機能で約100言語の”聞いて質問”に対応 - 生成AIビジネス活用研究所

NotebookLMが「Gemini Notebook」に改称、音声対話機能で約100言語の”聞いて質問”に対応

2026年9月19日 2026年9月17日 AIの知識&トレンド

NotebookLMが「Gemini Notebook」に改称、音声対話機能で約100言語の”聞いて質問”に対応

  • Googleが2026年9月15日、Gemini Notebook(旧NotebookLM)に音声対話・録音などの新機能を追加
  • モバイルアプリ版で説明の途中に割り込んで質問でき、録音がそのまま教材に変わる
  • 会話はあくまで登録済み資料の範囲内。一般知識への回答精度は保証されない点に注意

Gemini Notebook(旧NotebookLM)に、音声で”対話”できる新機能が加わりました。

これまでの「読むAI」から一歩進み、説明の途中で割り込んで質問できるようになったのが最大の変化です。

Gemini Notebookに4つの新機能が加わった

Googleは2026年9月15日(米国時間)、「Gemini Notebook」(旧NotebookLM)の新機能を発表しました。

モバイルアプリ版が中心で、大きく4つあります。約100言語対応の音声会話、講義や思いつきをそのまま教材化する録音機能、要約にクイズやフラッシュカードを組み合わせる「インタラクティブレポート」、そして日本語にも対応した学習用ショート動画です。

一つずつ見ていくと、資料の読み方そのものが変わりつつあることが分かります。

「読むAI」から「対話するAI」への転換

これまでのGemini Notebookは、資料を要約し、チャット欄に文字で質問して文字で答えが返ってくる、一方向のやり取りが基本でした。

分からない部分があれば、いちいち質問を文章に書き直す必要があります。何が分からないのかをうまく言葉にできないと、結局は資料を読み直すことになりがちでした。

新機能では、この流れが変わります。モバイルアプリ版で約100言語に対応した音声会話ができるようになり、説明を聞いている途中で割り込んで質問したり、「そこもう一回説明して」と段階的な説明を求めたりできるのです。

料理をしながらレシピを音声で聞いていて、途中の工程が分からなければ手を止めずに聞き直せる。そんな感覚に近いイメージです。

ただし、この会話はあくまで登録済みの資料の範囲内で行われるものです。資料に書かれていない一般知識まで正確に答えられる保証はない、という点は覚えておく必要があります。

▶︎ あわせて読みたい:NotebookLMは「読むAI」だった——100の学習目標に分解する『学習OS』とは

録音するだけで、教材が一気にできあがる

もう一つの目玉が、モバイルアプリ版に加わった録音機能です。

講義や会議、ふと思いついたことをその場で録音すると、そのままGemini Notebookの「ソース」として登録できます。登録後は他の資料と同じように、チャットで質問したり、回答の根拠として引用したりできるようになります。

単なる文字起こしツールとの違いは、その先にあります。レポート作成機能に加わった「インタラクティブ」では、ソースの要約に加えてインフォグラフィック・クイズ・フラッシュカードを組み合わせたレポートを作成できます。

録音した音声が、要約だけでなく、確認テストや暗記カードまで含んだ教材に変わる。文字起こしで終わっていた作業が、その先の「理解度を確認する」段階まで一気に進むわけです。

なお、クイズ形式は短答式・複数選択式・穴埋め式などが順次追加されるとされており、発表時点ですべての形式が揃っているとは限りません。

▶︎ あわせて読みたい:同じ月に出た、購入書籍が”専用AIの知識パーツ”になる新機能

会議や研修の録音が、そのまま教材になる可能性

ある企業の人事研修担当者は、営業ロールプレイの録音を新人研修の教材にするたびに、録音・文字起こし・要点整理・クイズ作成という4つの工程を、別々のツールと担当者でこなしてきました。工程が分かれるほど、どこかで元の意図が薄まってしまうこともあります。

Gemini Notebookの録音機能とインタラクティブレポートは、この一連の流れを「録音を登録したあとの操作」にまとめようとするものです。

振り返り方も変わります。これまでは研修資料や議事録を画面で読み返すのが基本でしたが、音声会話機能を使えば、通勤中に録音を聞き返しながら、聞き取れなかった部分だけ「もう一度説明して」と声で聞き直せます。

画面を読む行為から対話で疑問を解消する行為へ。振り返りの形そのものが変わっていく可能性があります。

自動化が進むほど、人に残る役割は「評価」に変わる

ここまで見てきた仕組みには、一つ共通の制約があります。音声会話もインタラクティブレポートも、あくまで登録済みのソースに忠実に答えるという前提の上に成り立っている点です。

この制約は、正解が一つに定まる研修ほど自動化に委ねやすく、状況判断が必要なスキル研修ほど人の判断が残ることを意味します。コンプライアンス研修のように規程を正確に理解してもらう場面では、ソースに忠実なクイズがそのまま評価に使いやすいでしょう。一方、交渉スキルのように正解が状況次第で変わる研修では、クイズの正誤判定だけで実務理解を測るのは難しく、あくまで理解確認の下地として使う位置づけになります。

録音からレポート生成までが自動化されるほど、研修設計者に残る仕事は、問題文を書くことからどのソースを与え、どの評価軸で見るかを決めることへ移っていきそうです。

▶︎ あわせて読みたい:インタラクティブレポートは処理が重い——利用上限が”コンピューティング量”制になった話

まとめ

学習用のショート動画機能も、9月から対応言語が70以上に拡大し、日本語にも対応しました。約60秒で数式や図表を解説してくれるので、学びの入口はさらに軽くなっています。

音声で対話しながら理解を深め、録音した内容がそのまま教材になる。Gemini Notebookの新機能は、資料を「読む」ことから「対話しながら学ぶ」ことへ、学習の入り口を静かに変えようとしています。

まずは手元の資料を1つ登録して、声で質問してみることから試してみてはいかがでしょうか。

よくある質問(FAQ)

Q1. Gemini Notebookの音声対話機能は何言語に対応していますか?

モバイルアプリ版で約100言語に対応した音声会話ができます。説明を聞いている途中で割り込んで質問したり、「そこもう一回説明して」と聞き直したりできますが、会話はあくまで登録済みの資料の範囲内で行われます。

Q2. 録音した会議や研修は、そのままGemini Notebookの教材になりますか?

なります。録音するとそのまま「ソース」として登録され、他の資料と同じようにチャットの質問対象や回答の根拠として使えます。レポート作成の「インタラクティブ」機能を使えば、要約に加えてクイズやフラッシュカードも自動生成されます。

Q3. Gemini NotebookとNotebookLMは同じサービスですか?

はい、同じサービスの名称変更です。旧称のNotebookLMから改称されました。今回の音声対話・録音・インタラクティブレポート・学習用ショート動画といった新機能は、この新名称のもとで発表されています。


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