
2025/04/30(水)
音楽を自分で作ってみたいと思ったことはありませんか?しかし、音楽理論や作曲スキルがないことがハードルになって諦めてしまった方も多いかもしれません。そんな方におすすめなのが、Suno AIによる音楽生成です。
この革新的なプラットフォームは、音楽制作のプロセスを一新し、音楽の専門知識がなくても創造的なアイデアさえあれば、誰でも手軽に曲を作れるようにしてくれます。この記事では、Suno AIを活用して音楽を作る方法を解説します。
音楽生成AIって作ったことないけど、そんなに使うシーンってあるんですか?
実はビジネスシーンでもプライベートでも、いろいろな活用シーンがあります。ビジネスで言えば「プレゼンテーションのつかみ」や「音楽での振り返り」、プライベートなら「イベントでの演出」など、自作音楽が活きるシーンは多々あります。私のYouTubeでも、毎週のニュースの最後にSunoで作った「ニュースまとめ音楽」を配置していますが、非常に好評です。まとめ音楽の例はこちらでお聞きいただけます。
Sunoは、膨大な音楽データセットを学習した高度なAIモデルを開発しています。現在、一部で著作権に関する法的課題が取り沙汰されているものの、ツールそのものは非常に高性能で、短時間で魅力的な楽曲を生成できます。
最近リリースされたバージョン4では、より長い楽曲や構成のしっかりした曲が作れるようになりました。プロンプト(指示文)を入力するだけで、AIが自動で曲を生成してくれるのが最大の特徴です。
それでは、Suno AIを使って実際に音楽を作る方法を、初心者向けの基本ステップから応用テクニックまでご紹介します。
まずは、Sunoの公式サイト(suno.com)で無料アカウントを作成します。
初心者や、まずは気軽に試したい方には「Classic lylics model」がおすすめです。
英語は流暢に歌えそうだけど、日本語の歌詞でも上手に歌えるんですか?
Sunoは日本語の歌詞でも非常にハイレベルなボーカルを作ることができます。Rapのような音楽でも音声が非常に明瞭です。
より自由度の高い音楽制作をしたい方には、「Custom Mode(カスタムモード)」が最適です。
カスタムモードでは、歌詞の設定方法が以下の3種類から選べます:
①自分で歌詞を入力(最大3,000文字):「Enter your own lyrics」に入力
※「Sunoはオリジナル楽曲の制作を目的としています。AIが作成した歌詞、オリジナルの歌詞、または継続する権利を有する歌詞のみを投稿することをご確認ください。」というポップアップメッセージが出てきます。著作権侵害となる歌詞の入力はご遠慮ください。同意する場合は「Accept」ボタンを押します。
②「Full song(歌詞を生成)」:歌詞の条件をプロンプトで入力し、内容に基づいてSunoが曲全体の歌詞を作成
③「By Line(ライン毎)」:②で作成した歌詞をもとにライン毎に編集
歌詞作成のコツ
楽曲構成を明確にするために、以下のようなメタタグを使用しましょう。:
かっこいい歌詞を作るのって、とても大変そうですよね…!
そんなときはChatGPTやGeminiにお願いしましょう!私がよくやるのは、「以下の内容で歌詞を作ってください」というプロンプトを入れ、その下にイベント概要・企業概要などを配置する形です。素敵な歌詞を一瞬で作ってくれます。
現在はPro(月額$8)とPremier(月額$24)の2つの有料プランが用意されています。(2025年3月28日時点)
有料プランでは以下の機能が利用できます。
Suno AIは、従来の音楽制作の常識を覆し、誰でもプロ並みの楽曲を簡単に作れるツールです。ジャンルや雰囲気、楽器の構成を変えて何度も試すことで、自分らしい音楽スタイルが見つかるでしょう。初心者の方も、音楽経験者の方も、Suno AIを活用すれば、インスピレーションを即座に形にすることができます。
まずは気軽に始めてみてください。そして、実験を重ねることが、最高の一曲を生み出す近道です。
Block Inc.主任機械学習エンジニア。信用リスクや不正検出を中心にAI活用を牽引。
Block Inc.の主任機械学習エンジニアであり、フィンテック分野における複雑な課題、 特に信用リスクや不正検出への対応に機械学習と人工知能を活用しています。 ウェスタン・ミシガン大学でコンピューターサイエンスの博士号を取得し、 研究テーマはAIとIoTの交差点に焦点を当てています。
この記事は著者の許可を得て公開しています。